モチモチの木と申します。
電気グルーヴ×スチャダラパーのアルバム「電気グルーヴとかスチャダラパー」をよく聞いてる。
電気グルーヴとスチャダラパーコラボしたアルバムでユニット名とアルバム名どっちがどっちだったかよくわからなくなる。
何回聞いても味が無くならないガムみたいで最高のアルバムだから感想でも書いていく。
1.聖☆おじさん
「おい!そこの中年」というかわいい声のセリフから始まり、ビンゴでもらった野球観戦チケットとか選曲がマニアックな飲食店を経営したりとおじさんの生態が伝わる。
ふざけてるのにかっこいい、両グループを表すような不思議な曲だと思う。
「誰を呼ぶ?聖⭐︎おじさん!」はたぶんゴーストバスターズのオマージュ。
名曲。
MVは温泉旅行の映像という謎。
2.ナンバーズ
ひとつふたつみっつと語られるおじさんの生態?が面白い。
嫁自慢とやたらと歌上手いのくだりが大好き。
本当に歌上手いしめちゃくちゃ声が良いし。
3.Twilight
ものすごく爽やかで綺麗でこのアルバムではかなりまともな曲。
スペースナイト テールライト ナイトライトムーンライト トワイライト...のとこが爽快感があって超好き。石野卓球の声がとても良い。
雰囲気的には電気グルーヴ要素が強い気がする。
MVは狂ってる。
4.ANI VS 瀧
アニとピエール瀧のラップバトルでアニのターン。
なんでラップバトルでエコを勧めるのかとウケる。
ライブ版だとBOSEが煽ってラップバトルが始まる茶番が入る。そのグダグダ感も面白い。
5.瀧 VS ANI
ラップバトルのピエール瀧のターン。
日本語とドイツ語の「あ、そう」が同じ意味というどうでもいいトリビアから始めてアニをdisり始めるのが面白い。
6.英数/かな
ドラムの音が気持ちいい。
この曲はアニと瀧のラップが面白くて好き。
スルメ曲
7.機材屋ロックンロール
シリアスな曲調でカッコいいし、リズムに乗って動きたくなる良曲。
電気グルーヴ2人の低い声がかっこいい!
歌詞がほとんどダジャレで歌詞カードの記載と実際の歌詞が違うのも面白い。
・「カワイイあの娘のパイを見りゃ」→「KAWAIあの娘の/Pioneer」
・「今夜がヤマだ 危険温度」→「今夜がYAMAHA/危KENWOOD」
っていう感じで音響機材メーカーの名前がダジャレで聞こえる様になってる。
だから機材屋ロックンロールって曲名なのね。
曲と歌詞どちらも電気グルーヴの個性が強く出てる気がする。
8.目ゲキ者!!!!
タイトな曲調とスチャのラップで語られる瀧の目撃情報。
瀧との会話がサンプリングで使われてるのが面白い。「18の頃新聞の一面を飾ったことがある」ってのとそれに対する「えぇ!?」って声が生々しい。
聞いてるとクセになる。
9.ミッドナイトコネクション
ラジオ番組。
微妙に肩透かしなエピソードトークが深夜のラジオ感ある。後ろでかかっている曲が地味に良い。
次の曲への橋渡しがとても良い。
10.Love Love Session
まず曲が超かっこいい。そこに最高にキレてるラップが組み合わさって超最高。
「もはや戦後じゃない2005」
「ハ、ハ、ハクション!来たインスピレーション !私のハートはストップモーション」
とか聞いてて超気持ち良い。
大好きな曲。
11.B.A.P.
太陽にほえろのイントロがベースになってるのがまず面白い。
歌詞も全体的に面白いが特に瀧が面白い。
「モナリザの衣装で微笑む瀧」がツボ。
警察無線風のやりとりもふざけまくってる。
12.羊たちのエレジー
アニのぼやきがひたすら綴られている。
俺みたいな大人になっちゃいけねぇよ...
13.マシーン少女タムタム〜おわりの唄
サブスク配信版だとなぜか聴けなくなってる。
ラストの曲はなぜかボーカルが堀江美都子でラップでもなんでもない。超哀愁漂う歌謡曲。
でもまあエンディングって感じがするし良いか。
【総評】
スチャダラパーと電気グルーヴの2組が成熟した技術で面白おかしくふざけて作った超かっこいいアルバムだと思う。
スチャダラパーと電気グルーヴ両方ともキャリアが長いだけに、このアルバムから聴き始めてみるのも良いんじゃないかな。