僕はそれで良いと思います。

日記とかそういうやつ

#9.おっぱいを見てきた。

小学生の頃、「『いっぱい』の『い』を『お』に置き換えていってみて」と言われ「おっぱい!」と言うと変態扱いされました。
モチモチの木と申します。

 

半年ほど前の話になります。
一年近くのニート生活に終止符を打とうと就職活動をしていました。その就活もあまりうまくいかず、息抜きに寂れた商店街を散歩しているととある看板が目に入りました。

「おっぱい展 乳場料 810円」

就活に疲れて幻覚でも見てるのかと思いましたが現実でした。
看板の情報から察するにおっぱいに関する展示を810円で見れることくらいでしたが、話のネタにはなるなと思って好奇心と共に小汚いビルの二階へ足を運びました。

暗い階段を上り重い灰色の扉を開きおっぱい展の中へ入る。
中はバーのような内装で、長いカウンターが有りそれに面して椅子が8脚ほど並んでいた。出入り口でボーっとしていると主催者と思われる長髪の男性が寄ってきて受付と簡単な説明をしてくれた。
超簡単に言えば
・パーテーションで区切られた別室におっぱいの写真が大量にあるのでそこでおっぱいの写真をたくさん見れること。
・おっぱいの写真は基本的に一般の女性の。
・展示を見たあとはカウンターに座ってくつろいで良い。
・ワンドリンク無料。
とのこと。

もちろんではありますが撮影はNGだったのでここにおっぱいの写真は貼られることはありません。ご了承ください。

 

私は荷物をカウンター席に置き、早速パーテーションで区切られた別室へ入りました。入り口のピロピロのカーテンが初めて18禁コーナーに入った時のワクワク感を演出してくれた。
中は壁4面おっぱいの写真がびっしり並べられていました。ほんとどこを見てもおっぱい。大きかったり小さかったり。きれいなお椀だったり垂れていたり。乳首の主張が強かったり弱かったり。まさに千差万別。
基本的におっぱいのみの写真で他の部位はほとんど写っておりませんでしたが、被写体が一般の女性ということもあり妙な生活感があり色気を感じました。
それを腕を組みながら「なるほどなぁ」と眺めていました。気分はもう芸術家です。
とはいえ15分ほど眺めていると一通り見終えるのと疲れてくるので一旦カウンター席の方へ帰りました。

 

カウンターの周りにはドラゴンボールのチチのフィギュアや麻雀牌など、「乳」や「パイ」にかけたシャレグッズが置かれていた。
だいたいのものは由来がわかったけど、海外ドラマ「アルフ」のポストカードだけは由来がわからなかったので主催者に聞いてみたら「弟がアルフ好きだからくれた」とのこと。ぶれてない?
ちなみにサービスのドリンクも普通に缶の烏龍茶とかでした。牛乳とかじゃないんだね...。

 

他の客はリリーフランキーみたいなおじさん、カップル、女性デザイナー?がいて、皆さんお知り合いらしく、話してるのを1時間くらい聞いていました。
展示場を出た後に思ったのですが、誰の知り合いでもなく、ふらっと入ってきて約1時間無言で座っていた私は「なんだこいつ」と思われていた気がします。

 

ちなみに主催者いわく被写体の女性がおっぱい展へ写真を提供後、友人に「どのおっぱいが私のおっぱいか当ててごらん?」とおっぱい展へ誘ったりするそうです。何そのエッチな遊び...