モチモチの木と申します。
このゴールデンウィーク中に遊んでいたグノーシアというゲームが面白かったので紹介も兼ねたレビューを書いてみたいと思います。
機種:Switch
価格:2,750円(税込)
ダウンロード専売ソフト
グノーシアってどんなゲーム?
舞台はとある宇宙船。15名の乗員の中にグノーシア汚染者と呼ばれる存在が紛れ込んでいます。グノーシア汚染者は毎晩一人ずつ襲い、人間を減らしていきます。人間側はそれに対抗して議論し、投票でコールドスリープする人物を決めていきます。
ざっくりと言うとSFな世界観で行われる人狼ゲームですね。
また、主人公はループする能力を持っており、死んでしまっても1日目に戻り再びゲームに参加することができます。
この能力を使い、ある時は人間側で、またある時はグノーシア側として誰も死なずに済む未来を目指して運命に抗っていきます。
好きなところ
・お手軽さ、テンポの良さ
人狼ゲームってリアルでやろうとすると人数集めないといけないし、1ゲームで結構疲れちゃって少しハードル高いじゃないですか?僕自身、学生時代に数回しかやりませんでした。
しかしグノーシアでは参加者が自分以外はすべてCPUで、毎回参加人数や役割等を設定することができます。一回のゲーム時間も10~15分程度ですのでついつい「あと1ゲーム」とやってしまいます。
・議論を面白くしている成長システム
このゲームのメインとなる議論。自分が人間側だったら怪しい人を疑い、周りを扇動し、コールドスリープにかけていきます。
しかし、レベルが低く能力値が低いうちは誰にも信用されず悪目立ちして逆に怪しいとコールドスリープにかけられてしまいます。そこで「かわいげ」「ステルス」の能力値に経験値を割り振り、人間側からもグノーシア側からも怪しまれにくくする必要があります。また、能力値を上げることで議論中に使えるコマンドが増えていくので有利に議論を進めることができます。
この経験値は勝敗が決まり、次のループに進む直前に貰えるのでループを重ねるごとに主人公はどんどん能力が上がっていきます。やがて相手のウソをすぐに見抜き、圧倒的なカリスマで扇動していく最強人間になることができます。
この過程が正にループものの主人公になれた感じがして最高です。
・魅力的なキャラクター達
登場するキャラクター達は一癖ある方々ばかりで何らかの事情を抱えていたりします。誰が敵か味方かはランダムで決まります。ループする中で彼らと敵対することもあれば協力することもあります。そうするうちに彼らの見えなかった部分や情報が得られるので、「前回では敵同士だったけど今回は味方っぽい!しかもこんな過去があったのか....」と愛着がわいていきます。
キャラクター達にもステータス等が設定されており得意不得意があるのでそこを意識したうえで議論をするとより楽しめます。
気になるところ
・ボイスが欲しい
キャラクターが魅力的な分、やはり声が欲しくなっちゃいます。このキャラたちが生き生きと話しているところが見てみたいです。
でもボイス付きになると今のテンポの良さが崩れそうでもあるので難しい
・データ参照画面で現在の状況が確認できない
エンジニア報告やドクター報告を見ながら、誰が生き残っているのか確認する「現在の状況」を見れないのが地味に不便でした。
まとめ
以上、グノーシアのレビューでした。
全体的に完成度が高く、綺麗にまとまっている作品だと感じました。
適度にクリア条件が変わり、何十回、百回と繰り返す人狼ゲームにも飽きが来ないように工夫が凝らされていて楽しかったです。
気になるところで挙げた部分も、本当に少し気になっただけで些細な事です。
人狼ゲームやってみたいけど一緒にやる人がいない人、ループものの作品が好きな人におすすめです。是非遊んでみて真のエンディングまでたどり着いてほしいです。